ヨガで重要な呼吸法とは？期待される効果や種類について

2019.10.16

ヨガの練習中でなくとも、誰もが常に欠かさず行っている呼吸。そんな呼吸をコントロールすることで、さまざまな効果が期待できるのが、ヨガの呼吸法の特徴です。

呼吸法にはいくつもの種類があり、なかには練習が必要となるものもあります。ヨガのレッスンの最中はもちろん、必要なときに自分で呼吸法に取り組み、日常生活でも効果的に使えるようになると良いですよね。

今回は、ヨガの呼吸法についてご紹介します。ポーズの練習と合わせて、ぜひ呼吸法にも注目して活用してみてください。

ヨガの呼吸法とはどんなもの？

ヨガのレッスンには、呼吸にフォーカスする時間があります。静かに座って呼吸に集中……ところで、どうしてこのような呼吸の練習が行われるのでしょうか？

ヨガにおける呼吸法は「プラーナーヤーマ」とも呼ばれ、重視されている要素のひとつです。呼吸法では、さまざまな手法を用いながら、呼吸の調整を行っていきます。こうして呼吸を整えることで、生命エネルギーがめぐり、心身が満たされると考えられているのです。また、体調を整える効果も期待されています。

生きている人は、誰でも呼吸をしています。呼吸は、普段私たちが意識をしなくても、必ず行っているものです。だからこそ、生まれてからずっと行っている呼吸を改めて見つめ直す「呼吸法」の時間には、新鮮な気持ちになりますよね。

ポーズをとることが中心というイメージをもたれやすいヨガ。しかし、ポーズはあくまでヨガの一部に過ぎません。呼吸法や瞑想をはじめ、ヨガにはより良く生きるために多彩なメソッドがあるため、ぜひ挑戦してみましょう。

ヨガの呼吸法には、自律神経を整える効果が期待されています。自律神経とは、私たちの意思とは別に働いている神経のことです。「交感神経」と「副交感神経」という2つの神経があり、それぞれに異なる役割があり、バランスが保たれています。

交感神経が優位になると、私たちは活動的になります。ただし、これにより緊張やストレスも生まれやすくなるのです。その反対に、副交感神経が優位になると、私たちはリラックスした状態になります。

どちらも生きるために欠かせない大切な機能ですが、両者がバランスを崩してしまうと、体調不良につながることも。心も体も健やかな状態を目指すために、ヨガの呼吸法で自分の呼吸を整えていきましょう。

ここでは、代表的なヨガの呼吸法をご紹介します。ヨガの流派やレッスンの内容により、用いられる呼吸法の種類が異なります。初めて呼吸法の練習を行うときは、指導者のもとで安全に取り組むようにお気をつけください。

ヨガの基本となる呼吸法のひとつです。息を吸うときにお腹を膨らませます。肺を大きく動かすことで、たっぷりと空気を取り入れ、吐き出しましょう。インナーマッスルの強化にも効果が期待できます。

息を吸うときに胸を膨らませて呼吸を行います。交感神経に働きかけ、体を動かしやすくする効果が期待できます。集中力を高めやすくなるため、ヨガのレッスン中でも効果的に用いられる呼吸法です。

左右の鼻の穴を交互に手で押さえ、片方ずつ呼吸を行います。私たちは、いつも無意識に左右一方の鼻を使い呼吸をしています。意識的に左右交互に呼吸をすることで、体を整える効果が期待できるのが特徴です。

アシュタンガヨガという流派で用いられる呼吸法としても有名です。喉の奥を細くすることで、呼吸とともに音が生じるようになります。力強く呼吸を繰り返すことで、体を温める効果が期待できます。

鼻から力強く息を吐くことを繰り返し、リズミカルに呼吸を行います。体の内側を大きく動かすことで血行が改善され、リフレッシュ効果が期待できます。体調に合わせて無理なく行いましょう。

ヨガのレッスンで行われる呼吸法は、いつも何気なく行っている呼吸にフォーカスする大切な時間でもあります。そんな呼吸法の練習をするときは、リラックスしやすいヨガウェアを身に着けましょう。

ヨガをするときの服装は、リラックスしやすく、動きやすいものが好ましいといえます。体を強く締め付けたり、動きにくさがあったりする服装は、アーサナや呼吸法の練習の妨げになる場合があるためお気をつけください。

ヨガウェアは、ヨガの練習のために作られた衣服です。繊細な体の動きを確認したり、ダイナミックに運動したり、じっくりと呼吸法に取り組んだりするときも、快適に過ごせるようになっています。

ヨガウェアブランドのリアルストーンには、あらゆるヨガのレッスンにマッチするヨガウェアのラインナップが取り揃えられています。リラックス系のクラスにぴったりなウェアをお探しの方も、ぜひご覧ください。

ヨガの呼吸法には、自律神経を整える効果が期待されています。また、集中や瞑想を深め、心を穏やかにするためにも役立てられます。ヨガの呼吸法を上手に使いながら、日々の暮らしを健やかに保ちましょう。